音で遊ぶ「語呂合わせ」について。
言葉の音の響きでいろいろと組み変える「語呂合わせ」。
発音できる文字や数字列や記号などを、意味が読み取れる別の単語や文章に置き換える事です。
と、改まって紹介してみましたが…実際に生活しているうえで数々の語呂合わせに出くわしていらっしゃることだと思います。
「語呂合わせ」をする理由は「覚えやすくするため」ではないでしょうか。
たとえば「数字」の場合は…
・お店の電話番号:10桁以上ある電話番号を、お客様に覚えてもらうためにお店が語呂合わせでアピール。
・数学の何桁にも及ぶ定数:円周率やルート2などなど。
・歴史の年号:その年に起こった歴史上の出来事と年号を結びつける。
「記号」の場合は…
・化学の元素記号:元素記号をローマ字読みしたものや日本語にしたものを一緒にして「言葉」として覚える方法。
などが挙げられます。
「語呂合わせ」のもう一つの側面に縁起担ぎがあります。こちらも例をいくつか挙げます。
数字の「4」=し という読み方があることから漢字の「死」が連想されるため、4を避ける業界が多数あります。数字の「9」(=く つまり 「苦」)も、同じく避けられることがあります。
5円=ごえん→ご縁
神社のお賽銭で使われたり、五円玉をお財布に入れたりなど
「お金や人にご縁がありますように」という意味を込めて使われます。
おせち料理のメニュー
昆布=こんぶ→よろこぶ 鯛=たい→めでたい など。
そしてこれは「覚えるため」でも「縁起担ぎ」でもないのですが、
最近ではインターネットでの生放送中に視聴者参加型の番組で視聴者が拍手の代わりに…
8888=はちはちはちはち→パチパチパチパチ
このようにチャット欄に書き込んだりと「語呂合わせ」は現在進行形で使われています。
ちなみに私がよく利用する語呂合わせは…
西向く侍 小の月
です。これは昔からある暦の覚え方ですが「31日未満の月」を表しています。つまり…
にしむくさむらい しょうのつき
↓
2 4 6 9 11(←侍は「士」とも書きます。この漢字をばらすと十と一になるので11。)
そして、小の月とは31日より少ない日の月のこと という意味合いです。
ふと、今月は何日までだったっけ? って思った時によく思い出します。
いつ覚えたか忘れましたが、聞いた時にとても上手い語呂合わせだなと感動した記憶があります。
語呂合わせを実際に作ってみようと思ったのですが、電話番号などで作ると
個人情報を掲載してしまうことになるので、
普段私が使っている語呂合わせを紹介するという形にさせていただきました。
今回は「語呂合わせ」についてでした。